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移植した後の管理
移植した後しばらくは、根が新しい土に伸長し始めるころまで、切り戻しをしない方が無難です。
生産者が切り戻しをする場合、用土の水分がある程度少なくなるまで灌水を控えてから行います。 地上部を刈り込むと当然、水分の吸収が少なくなり、用土中に長期間滞留し、根腐れを起こす原因にもなります。 水やりは植物にかからないように、土の表面が乾いてから株元にたっぷりとやることで、過剰な塩類(バラが使えきれずに集積した塩類)も排水できます。
用土が乾くことでバラの根が傷む一因として、塩類集積が考えてられているため、十分に灌水して排水してあげることで、根の傷むのを防ぐと期待されます。但し、鉢花を購入する時期によっては水やりの量を調整しなければなりません。 秋口から冬にかけて室外に置いている場合、たっぷりと水をやってしまうと根腐れを引き起こす恐れがあります。植物の蒸散や、土壌からの気化によって失われる分の水を予測して水やりするのが上手な管理の第一歩です。 気温については、ポットローズの栄養成長期には、温室内において日平均20~25℃で管理するのが理想とされており、多くの生産者の場合、その温度帯に入るように調整しています。ポットローズも、徐々に低温にあてることで、外でも十分に生存できますが、急激な温度の変化にさらすと(生産者のところでは前述の温度で育成されているのに、急激に寒いところや暑いところに移動する)、株が傷んだり、最悪枯死するので購入してきた直後は特に注意が必要です。買ってきた鉢花を見栄えの良い状態で長く維持する場合には、15~25℃の間で管理すると間違いが少ないです。
それ以上に高温になったり、低温になる場合は、半日蔭の涼しい場所や、室内の暖かい場所に移動するのが良いでしょう。
最初に、健全な鉢花を入手し、適切に管理することで、驚くほど手間いらずで、長期間鑑賞に耐えるように維持することができます。