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移植の仕方
1月~母の日前までに店頭に出回るものは、温室で比較的低い温度でたっぷりの太陽を浴びて育成されており、節間が短くて分枝も多く、葉が生い茂り、花芽の多い良品が多く出回る時期の為、株の状態の良いものを手に入れやすいです。
ポットローズの場合、鉢に用土を詰めたものに直接挿し木して発根させ、底面灌水方式(鉢底から液肥入りの水を灌水する方法)で栽培する方式を採用している生産者が多く、その場合、鉢の上縁いっぱいにまで用土が詰められていることがあります。しかし、植え替えや寄せ植えをする場合、水やりは上部から行うのが普通なので、土の漏出を防ぐためにも、土詰め後でも、ある程度、鉢の上縁から数cmの深さくらい確保しなければなりません。購入した根鉢の深さと水鉢分の深さまで用土を詰めて、根鉢を崩さないように、購入した鉢花を並べていきます。
もし、不運にも根が枯れている(茶色くなっている)ものがあれば、いずれその部位は腐ってくるので、取り除いてから移植するようにします。
自分のイメージしたように、株を配置し終わった後、周りからそっと残りの用土を詰めていきます。土を詰め終わった後、株に直接水がかからないように鉢底から水が流れ出るまで、たっぷりと水やりします。その際、ダコニール等殺菌剤を既定の濃度で混ぜたものを最初にやっておくと、病気の予防になります。但し、ダコニールは病徴が現れてから適用しても効果が弱いので、予防的に使用するのが○です。