なぜ、バラはいつの時代においても人々を魅了し続けるのか・・・。
幾年もの月日を得て、数々の育種家の偉業により、様々な品種が生み出されてきました。
しかし、日本において、バラがいまのように「花の女王」として愛好されるようになったのは明治以降のことです。明治維新後、モダンローズの先駆けである「ラ・フランス」が農業試験用として栽培されたのが始まりで、依然として、バラは一部の者たちにしか許されない「高嶺の花」でした。
“プレゼント(ミニバラ)は贈る人が贈りたい人に伝える最高のメッセージである。”
バラは過去から現在に至るまで、ガーデンにおける栽培が主流でした。
多種多様なガーデンローズは、たちどころに一目見たものの心を捕えて離さないでしょう。今では庶民の手が届く価格で入手でき、 ガーデンを所有していなくても、コンテナでも栽培できる品種が生み出され、気軽に栽培を楽しむことができるようになりました。 しかし、それはあくまでも、所有する人、もしくは訪れる人を喜ばせるための“素材・材料”でしかありません。
それに対して、店頭で売られているポットローズは、育種家の力だけでなく、生産者が心血を注いで作り上げた、“完成品”として、店頭に並べられ、贈答以外にも、 購入してからすぐに自宅で楽しめるように、持ち運ぶことを前提に品種が作出されました。
店頭で並んだ時点で、商品としての完成度が高く要求され、生産者のもとを出荷されてから、如何に鑑賞期間を長くするか、育種家と生産者が腐心してきた歴史が刻まれています。 そのため、ポットローズは切花と共に、かさ張らず、贈り手が気持ちを伝えるための、プレゼントのマストアイテムとして磨き抜かれてきました。 ミニポットでは、見たものの心を引き付ける、最高のパフォーマンスを発揮させるために、品種を作り出す育種家のみならず、 それを生産する人々が日々、己の栽培技術を研鑽することで現在の形として結晶しております。
ローザエスケルンド女史が育成した、ローズ・フォーエバーは、我々がポットローズに求めてきた要素を余すことなく詰め込み、言葉の通り、 “永遠に”という育種家の思いを実現する、究極のポットローズ品種として世に送り出されました。
数十年前までは、名もない小さなナーセリーから始まったローズ・フォエ―バーでしたが、彼女が生み出す独自のコンセプトと、それに基づき育成された品種群は、 瞬く間に市場に受け入れられ、ヨーロッパ中に旋風を起こし、今また日本の市場においても静かに浸透してきています。
いっぽう、今まで国内で、他の品種に比べ、積極的に品種や育種家について述べることはありませんでした。それが、ミステリアスな感じと共に市場に受け入れられたことも事実ですが、 ローズ・フォーエバーについて“知りたい”という消費者の皆様と、もっとローズ・フォーエバーの素晴らしさについて “知ってほしい”という、ローズフォーエバージャパンの有志一同の思いが結び付き、ここにローズ・フォーエバーのオフィシャルホームページとして、大々的に紹介する運びとなりました